第3回  教材研究会

“ブルグミュラ−を
  弾かせるために”

2004年3月2日(火) 10:30〜12:30
スタジオ・ヴィルトゥオ−ジ
(新大久保)

教材研究会第3回は、前2回の内容「“バ−ナム・ピアノテクニック”中のテクニックを子供達にどのように教えたら良いだろう」という事の続きとして、ピアノ学習の定番である“ブルグミュラ−25練習曲”を取り上げました。

初歩の表題音楽の代表である「ブルグミュラ−」はここ数年出版されている版は
 以前の版とは「題名」が異なっています。内容に合った題名ですが、会員たちの年代では「 自分が練習した時は○○○という題だった」という事になり、新旧の題名が入り交じっての会話となりました。

「実は発表会で弾かせる曲が決まったので、まずそれをお願いします」という出席者の希望で「別れ」から始まりました。
 発表会で弾くという生徒さんが小さい手という事で「ここで大切なのはこの音のフレ−ズなので、無理だったらここはこう弾かせたら」などと、講師の意見、出席者の体験など、いろいろな意見が出ました。

1曲ずつについて、その曲のテクニック的な練習目標、それに対するアプロ−チの仕方、問題点の解決方法などなど、とても具体的な点まで話し合いが行われました。

実際に教えていると、
 「こう思って教えているけれど、他の先生はどうやって教えるのだろう?」とか
 「この部分を上手に弾かせるには、どのように指導していったら良いだろう?」
 「仕上がりのテンポはこの位で良いだろうか?」
 「その曲はどんなイメ−ジを持って弾かせたら良いだろう?」等々
 真剣に教えよう、責任を持って指導しよう、と思うと、
 自分一人の考え方では、それが正しい選択の一つであるのか、
 そうでないのか、とても不安になるのではないでしょうか。
 そういう事を持ち寄り、一人ではなく仲間と、そしてアドバイザ−として
 大久保恭子先生のご意見を伺いながら、この研究会は進んでおります。

今回は25曲のうち半数が終わりました。次回残りをいたします。
 そして、出来れば「ブルグミュラ−25・ミニコンサ−ト」として全曲を会員が交代で
 演奏し、会員の生徒さん方にお聴きいただくような会も企画したいと考えております。

講師  大久保恭子先生

参加者の感想
大久保先生のお話は、指導について悩んでいる私にとっては、直ぐに役立つ事をいつもお話くださるので、とても有り難いです。

次回予告
次回「第4回教材研究会」ブルグミュラ−の指導法について
日時 2004年5月18日(火) 10:00〜12:30
会場 マイスペ−ス「アスピア」京王線幡ヶ谷北口徒歩1分
参加ご希望の方は事務局までメ−ルでお申し込み下さい。
会員でない一般の方々も大歓迎いたします。
とても和気藹々とした雰囲気ですので、ぜひ、一度お越しください。